Kuma Ichigo (くま一号)
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綺羅綺羅巡る
 発売日読了

 というわけで、第一感。

 ≪以下ネタバレ≫



 まず、一読後の感想です。

・ロザリオの授受に関係ない、「青春小説のマリみて」が初めて歯車が合った感じ。
・これが、ぽんっ!って投げ出された薔薇のミルフィーユの回答?
・あ、一つのシリーズが終わった。次はネタ振りがあって次のシリーズが来るんだろうな。

 ……って3つともこれだけでは意味不明ですね。

 まず、今回も、良かった。いえ、ずっとなにか引き延ばされた感じというか満足できない状態がつながっていたのが、ようやく歯車があった、と思った。
 一冊で1話完結、起承転結のはっきりした話というのは、子羊でやめてしまっていますよね。そこからどこをめざしているのかよくわかんない状態に見えていた。
なにをどうやっても、あとに残っていく伏線が中途半端で、薔薇のミルフィーユみたいな前振りの一冊はもう前振りとしか考えられない前振りで、そこんところがずいぶん不器用に見えていたんだけれど。 ここで、ようやくロザリオの授受に関係ないストーリーの展開、それも起きた事柄としては盛り上がらない展開で歯車が合ったように思う。

 子羊以後、ロザリオと姉妹の世界にロザリオと関係ないストーリーの日常を語ろうとして悪戦苦闘していたように見えるんですよね。で、伏線やサプライズ設定の出し方が、出し過ぎだったり隠し過ぎだったり。
 今、瞳子と可南子の家庭の事情を両方ふまえて涼風颯颯から読み直したら凄い緊張感だと思うんだけど、それをリアルタイムに感じさせてはくれなかったんだよね、今野せんせ。
その歯車が初めて合ったな、と。

 いえ、初めてではない。 チャオ・ソレッラ!が実は成功してたと思う。けれど、本編とは関係ないご褒美旅行の自分の旅行記を書いただけじゃないかって、ウケは悪かったのかな? あれは本筋からは確かに余計な一冊だし。でも、ロザリオが枕と後日談にしか登場しない同級生だけの海外修学旅行、という状況で初めて成立した、ロザリオの世界のロザリオ無しの1冊、実は一番よくできてるんじゃないのかなと思ってた。(アニみてOVAの5巻でさらにそう思った。シナリオ向きだよ)

 ロザリオを話から外して、普通の青春小説にしてしまえ、というのは、レイニー→パラソル→子羊の成就の後、もう必死で模索してるように見えた。

 他の作家なら他の小説書きゃいいじゃん、でもコバルトの旗手になっちゃってる今野せんせの義務としたら、マリみての中で脱ロザリオしなきゃいけない、それはとんでもない重い課題だっただろうと思う。

 だってさあ。2005年1月だったと思うけど、初めてマリみてを一気に15冊くらい読んだときには、ロザリオと姉妹の世界って凄い設定だと思ったもん、後追いの小説やコミック群を知らなかったから。 特に、いばらの森で、いえ白き花びらで、栞と聖の関係を姉妹になることで正当化してしまえって(いう意味だよね、蓉子が言っているのは)その逆説というのか、おばかなSF的展開というのか、なんだそれはぎゃはははは、というくらいの衝撃だったのだけれど、今の読者にとっては、当たり前にすらっと読めてしまうでしょう? それはマリみて自身が作ってしまった状況なんだからジレンマもいいとこ。

 ロザリオと姉妹の世界を作ったマリみてが再生するためには、打撃力のなくなったロザリオと姉妹をもう一度止めてしまえばよいのだ。だから、真夏の一ページから延々花冠まで本編で授受シーンがない。 「ロザリオなんてただの飾りです、偉い人にはそれがわからんのです」((c)篠原さま、とがちゃSで初めて見たので書いてしまう) というのが、ようやく定着していくのかな、と。 それで、まだ一回読んだだけだから確かじゃないんだけど、ロザリオって単語が一度も出てこなかったんじゃない?

 二つめ、薔薇のミルフィーユの回答ってこんなんかい? と思った。祥子はリベンジしたら終わりなの?終わりなんでしょうね。令と由乃はこれでいいの?いいんでしょう。志摩子の突然出てきた兄の賢文ってなにもの?実は叔父、瞳子に絡んだエピソードとして出したかっただけ?
 菜々とショタくんの出てくるストーリーはまだ書けないから別として(死亡フラグだよねこれ)他はあまりにもあっさりとおしまい。
 ま、いいか。

 それにしても、10年経っても志摩子のキャラがまだ固まらない。どうするんだろう。 今度こそ志摩乃梨に軸足を移すのだろうか。そりゃあ、小笠原祥子というここまでシリーズの中心を背負ってきたキャラの退場がなければできないことだけれど。

 三つ目。
 銀杏の中の桜の設定から始まって、無印で再スタート、子羊に至る第1部。これ、起承転結がはっきりした、ウェルメイドシナリオで一冊ずつができている、初期。
 そのあとに、真夏の1頁の前振りがあって、涼風颯々の可南子ちゃん登場からの、えーと可南子シリーズが妹オーディションまで第二期。
 で、前振りって太ゴシック赤で書いてあるような薔薇のミルフィーユがあって、祐瞳成就までの第三期。
 だいたい、こんなかんじかな? 第三期はもう一冊あるかもしれないかな。

 かならず、最後に主要登場人物全員登場のフィナーレがある。で、次に前振りの暗示的一冊が来る。

 言えるのは、やっぱり子羊以前と以後でまるで書き方が変わっているということ。
それも、いろんな実験をやってみて、落ち着いたのは……チャオ・ソレッラ!が一番いい(ぉ という驚くべき結論だったんじゃないのかな???
 というのが、キラキラまわるの一番大きな感想。

 んで、絶叫二発。
蔦笙入れて4姉妹かいっ!
……次の賢者役が見あたらない。あえて探せば真美さんか、可南子か? まさか菜々?
いやそうじゃない。舞台劇じゃなくなったマリみてに、賢者がいらなくなったんだ、きっと。

もひとつは、最後にとって置いた。
こ・の・つ・ん・で・れ
しかも、通訳が可南子、うんうんうんうんうん。
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