Kuma Ichigo (くま一号)
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マリア様がみてる フルーツバスケット
えー、参加した夏コミの本でございます。 こ、これ、こんなとこに貼っていいんでつか。(なにをいまさら)
夏コミまで一番上に貼ります。

8/16(土)
東地区Nブロック03a 『楓の散歩道』
 がちゃがちゃSS掲示板の塾長、柊雅史さまのところ。
文庫本サイズ(B6)・394ページ・1200円
私自身は行けないと思いますが。400頁の文庫本ですよ。中身、濃いみたいですよ、ほんとに。

表紙
GJでございます、朝生行幸さま
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「パンダフルライフ 大熊猫的生活」って!
 パンダフルライフ 大熊猫的生活、しかも手形入り……手形デザインくらもちふさこ? (笑)
 な、な、なんですかそれは、と思ったら、まじめにパンダの生態を撮ったドキュメンタリー映画らしいのね。 おもしろそうだ。
 ても「大熊猫的日記」とかあったら、ログ持ってクレームつけに行くんだけどな(笑)。
「大熊猫的生活」は使ったことなかったなあ。

 うちのハウスネーム、大熊猫飯店=Lucky Panda Hotel corp. って、結構考えたんだよ。 Luckyがくっついてるところとか。 でも、Pandaful Lifeはやられたかも(やられたってなにを?

 ふむ、Pandaful Diary とかPandaful DTM (なんだそれ)とか、いいかもしんない。

いやあのまさか
新刊、出遅れても書店の店頭になくなってるとは思わなかったよ。今回みたいな微妙なのが。 パイロット版読んでるしなあ。やめよっかなあ。でも不覚にもおもしろかったんだよなあ、雑誌版。

リンちゃんちょっと見せて 【ファイル解析編3 16分音符は長さゼロ!!】
こんな解析をして意味があるのかって、あるらしいんですこれが。
とりあえずわかった、使いこなす方も科学の限界越えてること。
で、とりあえず、cosMo(暴走p)たんは凄い篇。

MIDI部分:VOCALOID2.VST 用

 目的はここ。

 マニュアルの最後に書いてある、NPRNのコマンドで書かれている。このため、NRPNの上位バイト、下位バイト(この言い方は正確じゃない)、データの上位バイト、下位バイトの4種類のコマンドしか出てこない。

 えー、上位バイト、下位バイトが正しくないというのは、7ビットコードで、ほんとは「上位7ビット、下位7ビット」だからです。VOCALOIDのパラメータが、やたら0~127のやつばっかりなのは、そういうところはMIDI的だからなのね。
  パラメータには、だから、7ビットのものと、14ビットのものがあります。DYNとかGENとかが7ビット。PITが14ビット。上位がMSB、下位が LSBと表記されます。VOCALOID2の、ファイルで入ってるPDFのマニュアル、最後の何ページかに書かれているvstに対するコマンドの羅列はそ ういう意味です。

 実際には、NRPNが二つ(VOCALOID2.VSTにはNRPN MSBだけのコマンドはない)、DATAが2個のセットになります。 NRPNが一つで3バイト。DATAが一つで3バイト。  VOCALOID2.VSTに対するコマンドは、6~12バイトの組って事になるんですが……それだけにはならない(笑)。

  NRPN=Non Registerd Parameter Numberってのは、直訳、登録されていないパラメータ番号。 MIDI規格に書かれていない、メーカーとか音源に固有に定義された命令です。なので、 たいてい音源の識別コマンドが含まれます。 MIDIの原則は、「理解できないコマンドは無視」なので、これでよかったの。

 で、これを書き出すと、

NRPN MSB xx
NRPN LSB xx
DATA MSB xx
DATA LSB xx

……という意味不明の羅列にしかならないんですよね。Dominoの定義ファイルならそれなりに表示できてるんですが、その状態でテキストにできないし。
 それだけじゃなく、いつもこの4つ組が来るわけじゃないの。NRPN一個の命令と、二個の命令があり、パラメータも7ビットと14ビットがあるでしょ。

  もっと面倒なのは、MIDIには「ランニングステータス」という概念がありまして、ってか、これ、通信の概念なんだけど、もともとMIDIって通信規格だ もん。 インターネット(という名前はないな、ゲートウエイとでも言ってたかな)がまだ300bps、じゃない、300baudだった時代の、 31,250bpsって超ハイテク技術だもん、通信量と処理量を一バイトでも削ろうという涙ぐましい努力があるの。送りっぱなしで、相手が受け取ったとい う信号が返らないMIDIだから、よく信号を受け取り損ねた。だから、途中でずれちゃっても最上位ビットをみればそこで頭出しができて立ち直る。音が鳴 りっぱなしになっちゃったときに、音を止めるとかリセットするとか、そういうコマンドが大量にあるし。……脱線した。

 えーと、送信を節 約するために、NRPN MSBを送って、ざっとデータを送った後、次も同じNRPN MSBだったら省略してNRPN LSBから始めればいいんです。次も同じNRPNLSBだったら、DATA MSBから送ればいいです。んで、次も同じDATA MSBだったら、DATA LSBだけ連続してがーーーっと送ればいいことになってるんです。
 DYNだったら、7ビット、0~127のパラメー タの連続でしょう? 一個送るためにいちいち12バイト送ってたら大変なことに……今は全然ならないけど、30年前だったら、まともに動かなかったのよ。 で、VOCALOID2.VST用のMIDI部分はランニングステータスが使ってあるの。 だから、DYNの「値だけ」ずら~~~っと並んで書いてあるわ け。 これ、見ただけでは何のことだか全然わかりません、はい。
 それをわかるようにするのに、やっぱり結局あああああああ、作りました。ただ、自分だけわかればいい書式なので、もうちょっとなんとかしようとしてますが、はい、これです。

 できてみた瞬間、あれ?????

 Delay 1905msecだあ? たしか、2秒のディレイがデフォルトで入ってたはずだぞ。2秒って言ったら2000msecだぞ。

 95msecの差と言ったら音楽ではずいぶん長い時間です。Tempo 120なら一拍が500msecですから、えっと16分音符が125msec、32分音符=62.5msecよりだいぶ長い。なんだそれ。
 そう思ってみると、音符の長さも短いんです。 Durationの値が、音符の長さよりもずいぶん短い。

  そこに、大きな鍵がありました。 そう、VOCALOIDの特許の一つ、「子音が終わったあとの、母音の頭を発音のタイミングとして捉えている」んです。  VOCALOID2エディタは、音符の通りのタイミングと長さを見ています。でも、エンジンにとっては、子音の分がコマンドのタイミングより前につっこ んでいるんです。
 
 そこでおもしろいこと。
テンポ120の16分音符=125msec以下だと、長さゼロです。 ええっ? っ て感じですが、ほとんど子音だけ発音して終わり。 これ以上音符を短くしても、発音自体は変わらなくて、発声のタイミングだけになっちゃう。うわあ。

 そういえば、初期の初音ミクにはテンポいくつかより早いと、音程が確かじゃなくなるとか書いて あったなあ。 「子音には音程感がない」というのが、しゃべりの音声合成との違い。

 ふむふむ、限界に挑戦した曲となるとやっぱりアレ、「初音ミクの消失」だけど、ショート版からフル版のDead-Endになったらわざわざテンポを下げたんだよね。
 Dead-Endがテンポ245。三連符の連打だから、えーと電卓、

 60秒 ÷ 245 ÷ 3 =  81.6 msec

 うわあああああああああ。 使いこなす方も科学の限界越えてるって。音符の長さゼロで、言葉を聞き取らせてるんだ、「消失」って。

 解析した意味が初めて出てきました。 やはり、VSQテキスト=VOCALOID2エディタと、vst用MIDIは全く同じものが二重にあるわけではなかったんです。

 ……MikuMikuVoiceのヘルプで樋口さんが解説してくれるまで気がつかなくて、悩んでたよorz
母音にも同じディレイが入ってるってことは、ほんとに「あいうえお」とそれ以外の発音タイミングが違うんだ。へえええええ。

 この解説は次に続く。 だってね、その前つっこみの、差も割合も一定じゃないんだよ、音符の長さによって。


 えーと、ちょっとだけ説明。
  "(" がついているのは、音符の中に含まれる命令で、C3とかD4とかの発音のグループの中に含まれるコマンドです。ひらがなの歌詞は、vstには理解できない (笑)ので送られていません。Version:Device= 0:0になってますが、VOCALOID第一世代のMEIKOやKAITOはどうなってるんだろう。

 そうそう、もう一つ大きな謎が残りました。 初期化してない!!
マニュアルには必ず入れるようにって書いてある、Begin of Vocaloid2 MIDI と End of Vocaloid2 MIDI がはいってないんです。 これ、一曲歌ったら、次の曲を歌うときに前の曲の設定が残るはずなのに……?

 ところが。
 あのね。リンちゃんをお迎えする前なんだけど、ハロpの恋のバカンス、一時VSQが公開されたでしょう。当時は読むことはできなかったけれどこれは取っておこうと思って(笑)、ダウンロードしてあった。それを見たら……全部のパラメータが一つずつ初期化されてる!!

 そう、前述の謎のパラメータだけでなく、最初は一通り入っていたパラメータの初期設定が、今年二月のうちのリンちゃん.vstからは消えちゃってるの。 Act.2は……あれれ?

 入手できるいろんなVSQファイルを見ていたら、昨年九月の初音ミク発売以来、初期化部分は二転三転しているようなんです。 あれ?

  結構、発売してからも手を入れてるのかな。 いや、この発売してからのユーザーのツッコミぶりを見たら、いろいろ変えたいところはあるんだろうな。
 初音ミクのバージョン番号で見ると、少なくとも二回のバージョンアップ、サポートに出ないマイナーバージョンはもう十何回? ふぅん、なるほど。 これは、クリプトンのサポートを注意してみていないとダメですね。

;*====================================*
;* VOCALOID2.VST MIDI BLOCK
;*====================================*
000000000: 1:1: 0 @CH 01 : .
000000000: 1:1: 0 @Version:Device 0:0
000000000: 1:1: 0 @Delay 0msec
000000000: 1:1: 0 BankSelect 0
000001649: 1:4:209 ProgramChange 2
000001649: 1:4:209 @Version:Device 0:0
000001649: 1:4:209 @Delay 1905msec
000001649: 1:4:209 BRE
000001814: 1:4:374 0
000001814: 1:4:374 CLE
000002384: 2:1:464 0
000002384: 2:1:464 @Version:Device 0:0
000002384: 2:1:464 @Delay 1905msec
000002384: 2:1:464 PIT 0 (0%)
000002880: 2:3: 0 @Version:Device 0:0
000002880: 2:3: 0 @Delay 1905msec
000002880: 2:3: 0 C3
000002880: 2:3: 0 (Vel= 71
000002880: 2:3: 0 (Duration 1397
000002880: 2:3: 0 (Location TOP&END
000002880: 2:3: 0 (PhoneticByte 1
000002880: 2:3: 0 [a]
000002880: 2:3: 0 (Phonetic Continue
000002880: 2:3: 0 (v1mean 0
000002880: 2:3: 0 (d1mean 22
000002880: 2:3: 0 (d1mean1stNote 20
000002880: 2:3: 0 (d2mean 69
000002880: 2:3: 0 (d4mean 24
000002880: 2:3: 0 (pMeanOnsetFirstNote 10
000002880: 2:3: 0 (vMeanNoteTransition 12
000002880: 2:3: 0 (pMeanEndingNote 12
000002880: 2:3: 0 (Portament off
000002880: 2:3: 0 (ChangrAfterPeak(Decay) 0
000002880: 2:3: 0 (Accent 0
000003840: 3:1: 0 (End 0
000003840: 3:1: 0 @Version:Device 0:0
000003840: 3:1: 0 @Delay 1905msec
000003840: 3:1: 0 C3
000003840: 3:1: 0 (Vel= 64
000003840: 3:1: 0 (Duration 2413
000003840: 3:1: 0 (Location TOP&END
000003840: 3:1: 0 (PhoneticByte 1
000003840: 3:1: 0 [a]
000003840: 3:1: 0 (Phonetic Continue
000003840: 3:1: 0 (v1mean 0
000003840: 3:1: 0 (d1mean 8
000003840: 3:1: 0 (d1mean1stNote 20
000003840: 3:1: 0 (d2mean 28
000003840: 3:1: 0 (d4mean 24
000003840: 3:1: 0 (pMeanOnsetFirstNote 10
000003840: 3:1: 0 (vMeanNoteTransition 12
000003840: 3:1: 0 (pMeanEndingNote 12
000003840: 3:1: 0 (Portament off
000003840: 3:1: 0 (ChangrAfterPeak(Decay) 0
000003840: 3:1: 0 (Accent 50
000005280: 3:4: 0 (End 50
000005280: 3:4: 0 @Version:Device 0:0
000005280: 3:4: 0 @Delay 1905msec
000005280: 3:4: 0 C3
000005280: 3:4: 0 (Vel= 64
000005280: 3:4: 0 (Duration 3429
000005280: 3:4: 0 (Location TOP&END
000005280: 3:4: 0 (PhoneticByte 1
000005280: 3:4: 0 [a]
000005280: 3:4: 0 (Phonetic Continue
000005280: 3:4: 0 (v1mean 0
000005280: 3:4: 0 (d1mean 8
000005280: 3:4: 0 (d1mean1stNote 20
000005280: 3:4: 0 (d2mean 28
000005280: 3:4: 0 (d4mean 24
000005280: 3:4: 0 (pMeanOnsetFirstNote 10
000005280: 3:4: 0 (vMeanNoteTransition 12
000005280: 3:4: 0 (pMeanEndingNote 12
000005280: 3:4: 0 (Portament off
000005280: 3:4: 0 (ChangrAfterPeak(Decay) 0
000005280: 3:4: 0 (Accent 50
000005464: 3:4:184 (End
000005464: 3:4:184 PIT -127 (-1%)
000007169: 4:3:449 @Version:Device 0:0
000007169: 4:3:449 @Delay 1905msec
000007169: 4:3:449 BRI
000007200: 4:4: 0 C3
000007200: 4:4: 0 (Vel= 64
000007200: 4:4: 0 (Duration 4445
000007200: 4:4: 0 (Location TOP&END
000007200: 4:4: 0 (PhoneticByte 1
000007200: 4:4: 0 [a]
000007200: 4:4: 0 (Phonetic Continue
000007200: 4:4: 0 (v1mean 0
000007200: 4:4: 0 (d1mean 8
000007200: 4:4: 0 (d1mean1stNote 20
000007200: 4:4: 0 (d2mean 28
000007200: 4:4: 0 (d4mean 24
000007200: 4:4: 0 (pMeanOnsetFirstNote 10
000007200: 4:4: 0 (vMeanNoteTransition 12
000007200: 4:4: 0 (pMeanEndingNote 12
000007200: 4:4: 0 (Portament off
000007200: 4:4: 0 (ChangrAfterPeak(Decay) 0
000007200: 4:4: 0 (Accent 50
000007214: 4:4: 14 (End
000007214: 4:4: 14 BRI
000009600: 6:1: 0 @Version:Device 0:0
000009600: 6:1: 0 @Delay 1905msec
000009600: 6:1: 0 C3
このへんでとりあえず打ち切ってつづく

リンちゃんちょっと見せて 【ファイル解析編2 大構造】
あー、寄り道しすぎ。本題です。

 VSQファイルは2つの部分からできている。というのは、よってたかって解析されている。んで、vst用に書き出したときの.midファイルと.vsqファイルが全く同じというのもわかってる。
 でも、両者が同じ筈はないので、たぶん二重に冗長部分が書かれてるというのもわかっている。
 参考にしたサイトとか動画はあまりにたくさんなので書けませんが、VSQテキスト部分はLipSyncのBoareさんvst部分は、DominoのVocaloid2用vstの定義ファイル(初心者になるための耳コピ講座)がかなり参考になりました。
 ……結局、中身を覗くperlスクリプト、自分で作った。そこらのDAWでもなんでも中身がのぞけるはずなのになんで作る羽目になったかって、MIDI規格すれすれのところが2カ所あって化けるもので……。


基本構造:SMFの形式

Standerd MIDI File
Track 0
  1.  Format = 1
  2.  TIMEBASE = 480 tick/beat
Track 1
 Tempo
 Beat
Track 2 ~
Vocaloid2 エディタのTrack 1~に相当
最初にトラックの名前

VSQテキスト
1:1:000からテキストメタイベント 127バイトずつのブロック
DM:0001 , DM:0002 ……というブロックヘッダ
VSQテキスト本体

VST MIDI
NRPNのかたまり



トラック0 ヘッダトラック
 トラック0は普通にMIDIファイルしている。

%MIDIFILE ARRANGE FORM
;*====================================*
; Header & General Info.
; All Tracks : 2 (Trk)
; Date-Time : 2008/08/02 17:23:46
;*====================================*
@MThd
@FORMAT 1
@TIMEBASE 480
@END

 遙か古代、MIDI創生期からの伝承を保持している方がもしみていたらわかると思いますが、sc.exeってmidとテキストのコンバータ、というより、コンパイラ、ディスコンパイラの吐き出すテキストと基本、同じにしました。 ';'はコメント。
@はヘッダとかのMIDIのコマンド以外の記述。
 MIDIファイルであることを示すヘッダがあって、MIDIファイルの形式がある。TIMEBASEというのは、4分音符をいくつのクロックで表わすかという数字。一拍を480tickで表わします、という意味です。
 この、TIMEBASEの情報は、VSQのテキスト部分に書かれていないようです。480固定だからでしょうか。

トラック1 コンダクタートラックとか、マスタートラックとか言われるところ。

;*====================================*
; <MTrk> Header Info.
; Track No. : 1
; Block Length : 35 (byte)
;*====================================*
@MTrk 1

000000000: 1:1: 0 @SEQ_NAME Master Track
000000000: 1:1: 0 @TEMPO 60
000000000: 1:1: 0 @BEAT 4/4
000000000: 1:1: 0 @END

 こんだけ。曲の途中でテンポが変わった場合はここに書き込まれます。拍子は、ボカロエディタの場合、曲の途中で変えられませんし、実質的に意味はありませんからここだけでしょう。

 そうそう、一番左の0000000000は、つけ加えました。 普通は、"1:1:0" 一小節目の、一拍目の、tickゼロの位置という書き方をするんですが、VSQテキストの方の表現が、0から始まるクロックをずーっと書いてあるだけなので、両方読めるように。


トラック2 以降

 ここからが本当の中身です。
ボーカロイドエディタでのトラック1から入っているところ。マスタートラックと合わせて、最大17あるわけですね。

;*====================================*
; <MTrk> Header Info.
; Track No. : 2
; Block Length : 6161 (byte)
;*====================================*
@MTrk 2

000000000: 1:1: 0 @SEQ_NAME Voice1

 ここまでがヘッダー。


 VSQ部分: これが本体。

 SMFのテキストとして書き込まれている。「メタテキスト」という書式で、音源やvstには送られない。MIDIシーケンサやDAW、プレイヤーのための情報としてテキストが書けるようになっているのだけれど、その書式の中に詰め込まれている。 これが、各トラックの1小節目の一拍目の最初、時間ゼロのところにどさーっと書かれている。

 127バイトごとのブロックに機械的に分割されていて、ブロックに "DM:0001" とか連番で番号が振られている。それを取り除いてつなげると、VSQの本体が取り出せる。iniファイルのような形式ででブロックごとに書き込まれたテキスト。歌詞のひらがなはshift-jisで書かれている。 2バイトの文字が機械的にブロックに分割されるために1バイトごとに分かれてしまうことがあり、普通のmidiファイルの解析では化ける。(これがちょっと困った。それでMIDI創生期から使ってるsc.exe(DOSプログラムだ(笑))が使えなかったの。自分でプログラム書くつもりなかったんだけどなあ)
 DAWや、MIDIプレイヤーで、今時こんなことで動作上のトラブル起こすようなものはないとは思うけど、Dominoでさえ表示はかっとぶ。これ、本当は危ない。MIDIってコマンドの1バイト目は最上位ビットが立ってて、2バイト目以降は立ってないってすっごく単純な構造をしているの。
 他にも、鏡音発売時くらいまでのボーカロイド2には、vstの初期化のところでもう一カ所危ないところがあったようだ。ボカロエディタにもvstのコマンドにも存在しない、4チャンネルのパラメトリックイコライザーのようなパラメータが、全部で12個あって、これが、多分無効という意味だろう、255(16進数のFF)で初期化されてた。こちらはほんとにMIDI規格違反で、12月末の鏡音発売時のデータには入っている。2月に届いたうちのリンちゃんには入っていない。後述。)

;*====================================*
;* VSQ TEXT BLOCK
;*Block header "DM:xxxx:" is removed.
;*====================================*
[Common]
Version=DSB301
Name=Voice1
Color=181,162,123
DynamicsMode=1
PlayMode=1
[Master]
PreMeasure=1
[Mixer]
MasterFeder=0
MasterPanpot=0
MasterMute=0
OutputMode=0
Tracks=1
Feder0=0
Panpot0=0

 途中省略

[EpRResidualBPList]
2610=0
12075=0
[EpRESlopeBPList]
8130=64
8175=62
12330=64
[EpRESlopeDepthBPList]
2775=0
12225=0
;*====================================*
;* VSQ TEXT BLOCK END
;*====================================*

 というわけで、そのまんま読めます。
で、こちらの方は、リップシンク系の人が早かったけど、解析がよってたかって行われているし、ボカロエディタの設定とだいたいそのまま対応がつくので、いろんなツールができてきた、というわけです。
 妙に暗号化したりしなかったのは、YAMAHAさんGJと思います。テキストで羅列しても、どうということのない容量だし。

つづく


リンちゃん、ちょっと見せて 【ファイル解析編1 大仰な前説】
いやあの、例のイベントの原稿が終わったら、なんとなくまた創作的なことには手が動かなくなっちゃって。
すこしぐだぐだと続けてみたい。

 さて、いまさらVSQファイルの解析をする理由って、リンちゃんのvstの方がやっぱり気になるから。
DAWから使えた方が楽で便利、というところから中身を見始めたんだけど、どうもね、VOCALOID2エディタからでは扱えないパラメータがたくさんあるのですよ。その中で、劇的に効きそうなものも、あるの。

 たとえば1
 "本気で奇跡の海" 以来のみんななやむところ、発音の繋がり。 ボカロエディタからだと、64分音符3つ分までは繋がり、4つ分から離れるということがなんだかんだでわかっているけれど、変だと思わない? だって、マニュアルとか見るとエンジンの方はmsecで管理されててテンポとか拍子とかは関知していない。、発音の繋がりはエディタの方でコントロールしていて、エンジンにつなぐ、つながないの命令を出してるはず。
 で、これはマニュアルのvst用コマンドのところに書いてある。音と音の間隔と関係なく、指定できる。

 たとえば2
 VOCALID2エディタでは、ビブラートって音符の属性になってる。 けれど、くま的にはDYNとかPITと同じように連続のパラメータとして下のペインにあった方が使いやすい。 で、vstのコマンドはまさにそうなっていて、ビブラートを人間に聞き取れるんかいってくらい細かく音符ごとに追求しているのは、エディタの方。あれは、つかえねー。
 なぜ、つかえねーかは、追々。だけではなんなので、
●細かすぎる=時間1msec=1/1000秒、音程1/5cent=1/1000音でパラメータ指定しても、人間の耳にとって意味がないって。それより、プリセットのビブラートプロファイルをもうちょっとマシにしてほしい。
●振幅が小さい=恋するボーカロイド テイクゼロのサイレンビブラートはビブラートのパラメータでは作れない。越冬つばめも無理だと思う。これ、PITでやってる。
●音程だけのビブラートで音量が変わらない、上下の振幅が同じで下に大きく、とかできない。
 おっそろしく凝っている割に効果が薄いんだよねー。

 そうそう、産総研pことぼかりすの人たちも、発表資料の最初でビブラートは連続パラメータの方がいいようなことを言ってるんだけど、なんのことはない、エンジンが最初からそうなってるからできただけのこと。……自分のところで音声合成せずに、パラメータの研究って、産総研でやるようなことなのかねえ。ニコ動でよってたかってやってることの方がよほど……現にMikuMikuDanceのヒトが、さくっとMikuMikuVoice=DynとPitで実際の歌唱をシミュレートするものをすぐ作っちゃったけど。この話も追々。  Voiceの方はまだ正式公開じゃないらしく、MikuMikuDanceと同じページにあるんだけど、名前が書かれてないので、まだ神ツールその3騒動はそれほど大きくなってない。けど、これも凄いよ。


 たとえば3
 リンACT1の大問題だった滑舌、ポルタメントのパラメータで大きく変わる。 これが、エディタからでは決まったパターンの組み合わせしかできない。

 たとえば4
 どういう設計思想なのかよくわからないんだけどねえ……。
Dyn以外の「音量」のパラメータをすべて抹殺してしまった。 音程はもう、パラノイアちっくにとんでもなく精緻に細かく、人間が聞き分けられる範囲を遙かに超えて、というよりPCで再現できる範囲を超えて(笑)パラメータが指定できる。

 だけど、音量は、ほんっとに全部、Vocaloid2が自分でやる、と宣言してユーザーにさわらせない。あとから波形ソフトとかDAWで調整しなきゃダメってちょっとねえ。だいたいコンプレッサーなんてホントはパラメータでできなきゃ嘘だよ。Dynのカーブ変えるだけでできるのに。
 (ミクにコンプレッサーが効かないのは、最初からコンプレッサーかけ過ぎ状態だかららしい。リンには効く。というかAct.1はぐちゃな効き方をした。2はまだ試してない。)
 ♪アタックとか~もうす~こし、気をつーけーてーほ~し~~いの♪ と言われてもアタックだって、な・い・じゃん。アクセントは似て非なるもので、Vocaloidが制御してるアタックの傾向を何となく変えられるだけ。Decayに至っては……あまりにひどすぎorz

 それが、vstからだと、Volume、Panpotが曲中で変えられるとか、それなりの融通が利く。
 それでも、MIDIのVELに相当する、えーと、ビアノの鍵盤をたたく強さに相当するパラメータはないし、いや、ビアノみたいな減衰音じゃないからいいんだけど、音程のパラメータのあまりの細かさに比べて、音量が128段階のDYNだけって……。この設計思想やっぱりよくわからないや。どうやって使うことを想定したんだろう?

 あかん、前振りだけで長くなり過ぎた。引き延ばしとかどっちが妹になるんだとか言われる前に(ぉ 次の記事へ。って、これを読む人がいるという想定で書いてないという設計思想。 覚え書きね。



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